何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおうものである。
憎しみは、争いを起し、 愛はすべてのとがをおおう。
これらいっさいのものの上に、愛を加えなさい。愛は、すべてを完全に結ぶ帯である。
愛を追い求める人は人のあやまちをゆるす、 人のことを言いふらす者は友を離れさせる。
あなたがたは、真理に従うことによって、たましいをきよめ、偽りのない兄弟愛をいだくに至ったのであるから、互に心から熱く愛し合いなさい。
かように罪人を迷いの道から引きもどす人は、そのたましいを死から救い出し、かつ、多くの罪をおおうものであることを、知るべきである。
たといわたしが、人々の言葉や御使たちの言葉を語っても、もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい鐃鉢と同じである。
どうか、主が、あなたがた相互の愛とすべての人に対する愛とを、わたしたちがあなたがたを愛する愛と同じように、増し加えて豊かにして下さるように。
兄弟愛を続けなさい。
わたしのこの命令は、清い心と正しい良心と偽りのない信仰とから出てくる愛を目標としている。
兄弟たちよ。わたしたちは、いつもあなたがたのことを神に感謝せずにはおられない。またそうするのが当然である。それは、あなたがたの信仰が大いに成長し、あなたがたひとりびとりの愛が、お互の間に増し加わっているからである。
事をよく聞かないで答える者は、 愚かであって恥をこうむる。
愚かな人は、すぐに怒りをあらわす、 しかし賢い人は、はずかしめをも気にとめない。
愛する者よ。あなたのたましいがいつも恵まれていると同じく、あなたがすべてのことに恵まれ、またすこやかであるようにと、わたしは祈っている。
さて、わたしの兄弟たちよ。何はともあれ、誓いをしてはならない。天をさしても、地をさしても、あるいは、そのほかのどんな誓いによっても、いっさい誓ってはならない。むしろ、「しかり」を「しかり」とし、「否」を「否」としなさい。そうしないと、あなたがたは、さばきを受けることになる。
愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない。